優良企業の紹介

業界の常識にとらわれず
“新しいあたり前を創造”し、歓びのある職場に
時代に合った働き方でパートナー企業と共に飛躍する

株式会社デジス

  • #短時間労働
  • #勤務間インターバル
  • #業務繁閑に応じた休業日設定
  • #年次有給休暇の計画的付与
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  • #ペーパーレス
  • #コミュニケーション改善
  • #オフィス改善
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  • #集中対策
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  • #若手活躍
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  • #キャリアアップ

お話をお伺いした方

  • 代表取締役/野中幸馬さん
    「成果を出しながら、ひとりひとりのプライベートを大切にしたいと思っています」
  • 執行役員/塚田亮さん
    「社外からも、デジスとしてどうなのかを見て評価頂けていると感じています」

システム技術者の待遇改善を目指して2003年に創業した「株式会社デジス」。働きやすさを追求し、残業時間の削減や有給取得率向上などに具体的に取り組んできた企業です。

創業以来ぶれることなく環境整備と生産性向上の両輪を回してきた背景には、時代の変化を的確に捉え、変化を恐れず進んできた実行力があるようです。働き方改革が叫ばれる10年以上前から新しい視座を持って進み、業界のあたり前をも変えてきたこれまでの取り組みをお伺いしました。

Interview企業インタビュー

Q1創業時から社内環境整備に力を入れてこられたようですが、「みやぎ働き方改革支援制度」で実践企業となられた経緯と感想をお聞かせ下さい。

代表取締役野中さん

野中さん:常に多大な残業が発生し、待遇も改善されてこなかったシステム業界の常識に疑問を感じたことが会社を起こそうと思ったきっかけです。一緒に会社立ち上げに関わった役員は前職でひと月400時間を超える残業するほどの状況でした。「株式会社デジス」を創業してから15年目になった2018年は、全員で合計しても残業7時間というところまで実現できましたが、多くの助けがあって今があると感じています。

創業から意識したのは質の良い案件を仕事の中心とすることです。お客様との交渉も、互いに良い仕事ができることを柱に置いてスケジュール管理も含めてしっかりやりたいと考えました。3年目には従業員数8名となり、常駐先やシステム案件も増えましたが、人の出入りも多く試行錯誤。残業時間を減らす、休みを確保できるようにするなど、お客様の協力を得ながらできることからチャレンジをはじめました。

2014年の3カ年計画から社内環境整備について具体的に盛り込むようになり、2017年の3カ年計画には数値目標を立てて本格的に取り組みました。パートナー企業の方から「みやぎ働き方改革支援制度」について教えて頂き、自分達ができていることと認証基準を確認したところいけそうだと。申請してみたら認証を受けることができました。自分たちが地道に積み上げてきたことが時代に合っていたのだと実感でき、嬉しく思っています。

Q2「働き方改革」が叫ばれていても、長い時間働くことや取引先の要望を優先する働き方が評価されることが、なかなか変わらない面があると思います。そのような中、どのように企業価値を高めてきたのでしょうか。

執行役員塚田さん

野中さん:システム業界がブラックというイメージを無くそうという動きはとても大きくなっていて、努力している企業は多い印象です。その上で選ばれ続けていくためには、シンプルに成果があるかということに尽きる。残業や休日出勤をするかどうかではなく、きちんと成果を出しながら自分達がやりたいことをお客様に理解して頂くことを続けてきました。 定額残業制にしているので残業してもしなくても収入は変わりません。早く終わったら帰ってもいい。休日出勤した時は振替休日を取らせます。一定のパフォーマンスを維持するチームであることが我々の強みであり、そのために体制を整えているということはお客様にも伝わっていると思います。

塚田さん:残業を好む社員もいますが、役員が率先して定時退社することで会社の意図を示しそれを平常化したいと考えています。生産性が落ちるような事態になっても別の誰かがバックアップできる体制も整っていて、個人がどうかということよりも、「株式会社デジス」として評価いただいていると思います。

Q3体制を整える上でデジタルツールを有効活用されていることがポイントになっているとお聞きしました。

様々なツールやコミュニケーションスペースを活用し業務を大幅に効率化

野中さん:今の体制を整えるには生産性向上は必須でした。デュアルディスプレイや新しいシステムの導入など、効率アップになることには躊躇なく投資してきました。コミュニケーションツールやプロジェクト管理ツールなどを積極的に活用することで履歴が全て残りタスク漏れがなくなったり、書類のアップロードやダウンロードも手軽になります。会議も現在はほとんどがweb会議になりました。移動などに時間がとられることを無くす方向に時代は進んでいます。

塚田さん:1行2行の細かな会話ができるツールは、相手の感情や雰囲気も伝わります。「朝は掃除」「今日は飲み会」など、オフィス内でしか共有しないような個人的な話題もお客様と自然に共有できる。メールではなかなかできないコミュニケーションができ、互いの状況を気遣って仕事を進めることができます。

Q4まさに新しい時代の働き方を共有いただきましたが、より時代に合わせて変化するために、チャレンジしていることがあれば教えて下さい。

若い世代がのびのびと活躍しています

野中さん:弊社の従業員は半数が20代。若い世代から興味を持ってもらえる会社になったことは大変嬉しいことです。優秀な人材が仲間になってくれていて、育成の効果も高まっています。ここ数年は、20代のメンバーに新人研修を任せるようになりました。

塚田さん:持病を持つ社員もいて、本人と相談の上で無理なく働ける契約をしたりもしています。計画付与によって有休を2カ月に1度は取ってもらうなど、それぞれの権利をどのように尊重するかを考え工夫してきました。私たちがやりたいことに社員が答えてくれて、共に良い環境を作っています。

野中さん:これからはダイバーシティをより進めていきたい気持ちがあります。バックアップ体制などをさらに強固なものにしつつ、プロジェクトの中でひとりひとりの特性が発揮できることを目指していきたいですね。

まとめ(編集後記)

働きやすい環境がひとりひとりのパフォーマンスを維持し、機動力や仕事のスピードに直結していることが実感できました。ビジョンにも「社員全員で自社サービスを創造する」という言葉が掲げられていて、対等な関係や多様な価値観を活かして飛躍する未来が想像できます。「新しい時代のチームワーク」を感じさせて頂いたインタビューでした。